めがねこ(@meganecco_kana)です。
これまで3記事書いてきましたが、今回が最終章です。
過去の記事はこちらから参照ください↓↓
家族の絆・繋がりって何なの?
今回の一連の出来事に限らず、結婚してからずっと思ってたんですが、
よく親は大切にしなさいとか年配者を大切にしなさいとか言いますよね。
言ってることはわかりますよ。
先祖代々繋がってきて、そのおかげで自分があるわけで、だから親や先祖には感謝しなきゃいけないと。
じゃあですよ、その先祖が代々負の遺産を残し続けてきて、その尻ぬぐいを今自分たちがしているのに、それでも感謝しなきゃいけないんですか?
それっておかしくないですか?
世間で称賛されたり尊敬されたりする人って、それなりの努力や苦悩があって、その人のおかげで周りの人間が救われたり癒されたりするからその位置に立てるわけですよね。
その人の存在が、自分のなかで間違いなくプラス材料となっているから尊敬したり感謝したりできるわけで。
尊敬できる上司って、まず自分の言動に責任をもってるし、自分のミスが部下に流れ出ないように普段から頑丈な防波堤を作っておいてくれます。
荒波が来たとしても上司が作ってくれた頑丈な防波堤のおかげで、部下は波にさらわれることなく生きられるんです。
だからこそその上司は尊敬され、慕われるんです。
かたや普段から自分の言動に責任を持たず、何か問題が起これば全て部下のせい。
部下を守るための防波堤はボロッボロで、ちょっとの波ですぐ崩壊してしまう。
そんな上司を尊敬し、慕うことができますか? またその上司を自分の親や先祖に置き換えた場合、尊敬できますか?
わたしはできません。
今の世の中は、こういう人でも尊敬し敬えと強要します。
これって家庭環境のなかでのパワハラじゃないですか?
わたしだって1人の人間で自分の意志があります。自分が尊敬したいと思う人は尊敬するし、したくないと思う人は尊敬しません。
今の世の中、絆が大切だとか繋がりがどうとかやたらと聞こえますが、別に否定はしませんよ。
確かに絆も繋がりも大切だと思いますしね。
わたしが気に入らないのは、それを口にする人ほど、絆も繋がりも大切にしていないってことです。
絆や繋がりが大切だというなら、普段から家族と密にかかわってますか?
自分の子供たちに負の遺産が残らないように、自分の代で食い止める努力はしてますか?
自分の価値観を子供に押し付けていませんか?
自分の子供が男の子なら、女の子を守るためにはどうしたらいいのか、今の世の中で生き抜いていくためにはどうしたらいいのか、教えたり一緒に考えたりしてますか?
それが女の子なら、結婚したら旦那さんの家族とどのように関わっていけばいいのか教えられますか?
嫁としてどう立ち回ればいいのか教えられますか?
仕事で疲れて帰ってくる旦那さんが、気持ちよく過ごせる環境を作る方法を教えられますか?
子供が社会の荒波に耐えられるよう、頑丈な防波堤の作り方を教えることができていますか?
わたしの両親を含め、夫の両親・家族、みんな点でこれができていません。
そのおかげで、子供世代が必要のない苦しみを抱えることになるんです。
代々貯まってきた負の遺産の荒波が、何の準備もできていない子供世代に襲い掛かってくるんです。
これってうちだけの話じゃないと思いますよ。
本当、親って、家族って、なんなんですかね。
わたし自身、親から植え付けられた感情で、自分の祖父母と接していた部分がありました。
そうやって自分と同じ人間を作り上げて見方に付けたいんだなって感じます。
ただ、わたしはその呪縛から解放されましたけど。
尊敬されたいなら普段から行動すればいい
親として尊敬され、敬われたいなら、普段からそのように思ってもらえる行動を取ればいい。
自分の問題は意地でも自分で解決し、失敗から学んで次につなげればいい。
夫の家族も、わたしの家族も、口だけは大口叩きますが結果が伴っていないんですよね。
だから子供が不信感をもつんです。
完璧な人間なんて存在しません。完璧な親なんて絶対存在しません。
そんなものいるとすれば神様くらいしかいませんよ。
完璧になれなくても、完璧により近づくために努力し続けることが大切なんです。
人はそこを見ているんです。子供は親のそこを見ているんです。
別にいいじゃないですか。親が子供のために何かを一生懸命やって失敗しても、
「お父さん一生懸命頑張ったけど失敗しちゃったな。ごめんな。でも上手くいくまでお父さん絶対諦めないからな!頑張るよ!」
って言われれば、子供だって何も言いませんよ。逆にお父さん凄いなってなるんです。
例えそれで子供側が迷惑被ったとしても、まぁ仕方ないって思えるんですって。
そういう強い意志を持って生きてりゃ、子供は自然と親を尊敬します。
そして家族を大切にします。その子供が結婚すれば同じように自分の家族を大切にします。
こうやって繋がるのが本当の絆・繋がりです。
夫の家族もわたしの両親も、不必要なプライドだけは強い意志を持って握りしめ続けるんですよね。
だからいつまで経っても状況が好転していかないんだけど。
自分の失態は自分で後処理もする。どうしても自分1人で解決できないことは、立場やプライド関係なく「助けてください」と自己表現する。
親が子供で、子供が親って絶対間違ってる。
尊敬されたければ、堂々と自分が失敗する姿を子供に見せればいい。
【まとめ】家庭は社会の縮図です
今回、4記事に渡って夫の家族と同居を解消した経緯を書き記してきました。
今回の4記事目は、これまでの経験の中で今の自分が思うことを書く場になりましたが、本当に思うのは、1つの家庭で起こっていることは社会でも起きているってこと。
この記事の中でも出しましたが、尊敬できない人を尊敬しなければならないのは社会でも家庭でも同じ。
1つの家庭内で老人の介護が満足にできていないのは社会に出ても一緒。
今の世の中介護施設でも満足に介護ができていませんよね。
わたしの父を含め、親戚の中に介護施設勤めの人が多いため話をよく聞きます。
わたし自身も調剤薬局に努めていたので、介護施設とは密接に関わってきました。
何にせよ、社会が上手く回っていなければその社会に属する家庭も上手く回りません。
我々夫婦が思うのは、逆に1つの家庭が上手く回って、そういう家庭が増えれば社会だって変わるよねってこと。
それがこの世の法則。
今現在家族関係で悩まれている人や、同居を解消したいと考えている方など色々いらっしゃると思います。
各家庭で問題は様々でしょうし、その当事者にしか分からない苦悩や辛さがあるのも重々承知です。
ただ問題を深く掘り下げていくと、どこの家庭も同じ問題に突き当たったりします。
それが今の世の中の問題点です。
とにもかくにも、別れるもよし・我々のように同居解消もよし・親子の縁を切るのもよし。
だけど絶対に問題をそのままにしておかないで下さい。
自分たちが取った行動は全部自己責任。
自分が取った行動に対する結果を全て受け入れ、人のせいにすること無く、責任を全て負って、下の代に影響しないようにしてください。
それが我々に課せられた課題です。
わたしたち夫婦のような経験をしないで済む世の中が、早く来ると良いな。